世界一受けたい介護の授業

【介護+心理学】を徹底的に学び続ける教員が語る人生の指南書

警告!介護教員が語る【介護×テクノロジー】の可能性について

「警告!と煽るように書いたのには実はわけがあります・・・。」

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私は、リアルで介護福祉士養成校で教員をやっている者です。

世間ではまだ知られていないような介護の現状を知っている数少ない人間の1人です。

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この記事を読めば以下のことが理解できます。

①、日本に住む以上、最低限の「介護の知識」は必須となる理由

②、話題の人「科学者落合陽一氏」が予測する介護の仕事の未来像とは?

③、すでに始まっている介護のテクノロジー化の具体例について

【はじめに】

介護人材が不足しているのはニュース等でなんとなく皆さんご理解されているかと思いますが、今後の見通しとしても実際問題かなり厳しい状況であります。

私が勤める介護福祉士の養成校におきましても、定員割れ状態を余儀なくされています。

さらには、日本人と外国人留学生の割合が1:1の状態となっており、日本に住む若者達の「介護職への不人気度」が浮き彫りになっている次第であります。

 

想像してみてください。

皆さんの大切な家族をどんな人に介護してもらいたいですか??

それは日本人でしょうか? それとも外国の方でしょうか?

私はベトナム人の方と一緒に仕事をしていたことがあるので、彼らのとても仕事熱心で気の優しい気質は理解しているつもりです。事実、彼らは介護現場のお年寄りからの信頼を集めてきています。

しかしながら、やはり「言葉の壁」や「文化の壁」というものが存在します。

お年よりは特別な頼みごとをしたいときは、必ず日本人介護職を選んで声をかけてきます。

それは、決してベトナム人である彼らの「努力が足りない」というわけではなく、「日本人」の職員の方が、自分の想いをきちんと理解してくれるだろう。というお年よりの感覚的な判断がそうさせているのだと思います。

 

私の持論を申し上げますと、「介護の仕事はなくなってしまった方が良い。」

極論ではありますが、そう思っていますし、心からそうなることを願っています。

え?介護の仕事がなくなったら誰がお年寄りの世話をするの?

という疑問の声が聴こえてきそうですが、テクノロジーの進化によって多かれ少なかれ、介護職の仕事の多くが、ロボットに代替されていくことが予想されます。

将来的には介護という概念そのものがなくなっていく可能性もあるかもしれません。

 

そもそも、みなさんは誰かの世話になりながら生きたいと思いますか??

私はそうは思いません。

 

あなたは、他人に局部を晒すことに抵抗はありませんか?

あなたは、他人に裸を晒し、全身を洗われることに抵抗はありませんか?

 

いくら年老いたとしても、できるかぎり最期まで、自分の人生は自分らしく、誰かの手を借りることなく、自分の力で生き抜いていきたい。

そう思うのが普通だと思います。

そして、それを可能にするのが「テクノロジー」です。

私はテクノロジーを積極的に介護の世界に取り入れていくことに対して、強い期待感を持っています。

だからこそ私は表題に掲げている「テクノロジー×介護」の可能性とその必要性についてこれから語ろうと思っているわけです。

 

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